環境分野詳細情報

9.自然保護

 

2020年4月20日
『世界規模の自然保護が将来の伝染病のリスクを抑える』
  ドイツ連邦環境省(BMU)プレスリリース、2020年4月2日
  独文和訳資料提供サービス

 

自然破壊が進むと、病気の勃発がパンデミー(世界的な大流行)に至るリスクが高くなる。そのため、世界の多くの地域で自然保護に力を入れることは、新しい伝染病の発生を予防するために、大切なカギと云える。これに関して、今日、ドイツ連邦環境大臣のスヴェンヤ・シュルツェは著名な学者たちと一緒に連邦政府記者会見で注意を喚起した。

新型コロナウィルスの動物からヒトへの正確な伝染経路はまだ最終的には解明されていない。しかし、ヒトの伝染病の病原体の約 70% が動物界に由来することはすでに証明されている。それらとは、ヒト免疫不全ウイルス(エイズ)、エボラ、インフルエンザ、中東呼吸器症候群コロナウィルス(MERS)および重症急性呼吸器症候群(SARS)などである。ヒトと様々の種類の動物が非常に狭い空間で一堂に会し、動物が狭い場所にすし詰めにされ、衛生上、ひどい状態で閉じ込められている野生動物市場でそうした動物からヒトへの伝染の可能性があることは明白である。しかし学者の見解によると、より根本的には、環境システムが人間の介入によってバランスを失う場合に、病気のヒトへの伝染の確率が高くなる、ということだ。

2020年4月2日にベルリンで行われた連邦政府記者会見では、次の各氏が本件について見解を述べた:
*連邦環境大臣スヴェンヤ・シュルツェ
*ベルリン大学病院「シャリテ」のウィルス学研究所の「新型アルボウイルスのエコロジー」の作業グルー  プ長のサンドラ・ユングレン博士
*環境研究に関するヘルムホルツセンターに所属し、世界生物多様性会議 IPBES の共同代表者のヨーゼフ・ゼッテレ教授。

このプレスリリースは、これら三氏の述べた見解を紹介する。

世界生物多様性会議 IPBES (Intergovernmental Science-Policy Platform on Biodiversity and Ecosystem Services)は、生物多様性とエコシステムの性能に関して政治に学問的な助言を与える国際的な委員会で、気候変動に関する政府間パネル IPCC の妹分のような存在である。

世界生物多様性会議 IPBES の次の英文報告書を参照:
Global Assessment Report on Biodiversity and Ecosystem Services
https://ipbes.net/global-assessment (言語:英語)

世界生物多様性会議 IPBES のホームページの検索窓に“Corona”を入力して検索すると、次のヒットが見つかる:
Date of Publication: April 2nd, 2020
Country of publication: Germany
Media title: Environment Minister: Protection of Nature Against Epidemics
URL: https://www.tagesschau.de/inland/corona-pandemien-naturschutz-101.html (言語:ドイツ語)

ドイツ語原文2頁+日本語訳文2頁(A4サイズ)
資料番号 M-1742

※ ドイツ連邦環境省による英語訳文はここ